ジーニストを訪ねる旅(上)
ジーンズ?デニム?ジーパン? ジーパンが一番しっくりくる。
この不完全で粗雑だけど、どこか憎めないジーパン。10代から魅了されてすっかりアラフィフ。
中学2年生の時、ブルーススプリングスティーンにロックとジーパンを教わった。
でも、スプリングスティーンが履いていた501ってやつに辿り着くまでに、2本のリーバイスを経たことはほろ苦い思い出w.
ジーパンが好きだからこそ出会えた人たちがいる。わが家は1年間貯めたマイルを使っての旅行が定番行事。
おくさん「今年はどこ行く?」
ボク 「ジーパン好きな人たちに会いに行く!」
おくさん「ふ~ん、どこ?」
ボク 「大体瀬戸内あたり」
結婚15年のわが家。ボクの突拍子もない答えも、サラッと流すおくさん。さぁ、素敵なジーニスト訪ねる旅の始まり。
1日目は 「Hands-on Jeans」 の山口さん。
ボクが勤めるジーパン屋に新卒で入社してきた彼。おくさんの同期でもあるw.
ジーパンの裾上げもろくに出来ないくせに
「カトーさん、ビンテージ界では、8mm折りが良いとされているんです!なぜなら、ユニオンスペシャルのミシンが、ブツブツブツ・・・・」
「ふ~ん」
ドスッ!
「まずは、このブラザーミシンでまっすぐ縫えるようになろうねっ♪」
↑なんの「ドスッ!」なのかはご想像にお任せw.
あれから20年くらい?信念を曲げずに、揺るぎないスタイルで、ジーパンと向き合っている彼。
古いものをリペアして次世代に残す仕事。モノづくりではなく、あえて選んだ道だよね。
数年前に訪ねた時よりも、ずいぶんとミシンが増えている。この工房内で、一本のジーンズをつくる全行程をこなせるとの事。
ずいぶん前から、オリジナルエプロンの制作の話をしているんだけど・・・今回は進展したかな?
目標年内完成w.
先日、彼の3作目のオリジナルジーンズが発売された。うっかり買い逃していたんだけど・・・
「あっ一本あるじゃん?」
「それ最後の着用サンプルなんですよ。カトーさんには少し小さいかも・・・」
奇跡のナイスフィット。もちろんお買い上げ。
Hands-onオリジナルジーンズと、お土産に作ってれたキーホルダー、そして、パイセンの権力で強奪した「年代物のユニオンスペシャル2本針ミシンで縫ったベルトループ」「オリジナルTシャツ」をカバンにつめて次の街へ。
Thanks やまけん!また会いに行くよ。
では。