ジーニストを訪ねる旅(下)
翌日、早速Hands-onジーンズを履いて、直島行きのフェリーに乗り込む。
コーヒーとカレー、本とジーパンが好きな喫茶店の店主に会いに行くために。
もう何年前だろう?ネットサーフィン中に知り合ったオクヤマさん。
トップウォーター、コーヒー、読書、そしてジーパン。これだけ好きが重なる人に出会った事がありますか?前世はきっと兄弟。いや、現世で生き別れた兄弟かもしれない。
お互いの実在を確認できないまま、インターネットを通じてのお付き合いが続く。オクヤマさんが作ったデニムコースターやブックカバーを注文すると自宅に届く。おそらく存在は・・・する。
ボクの作ったステッカーを注文してくれて、出荷しても戻ってこない。おそらく存在は・・・する。
少し前に、実家の直島で「アカイトコーヒー」 という喫茶店を始めたオクヤマさん。
ボクが好きなもの全部のせ!みたいなお店。直島でフェリーを降りると、妙な緊張感が沸き起こってくる。グーグルナビ通りの道を進む。ほんの数分の距離だ。
角を曲がるとアカイトコーヒーの看板。おくさんと思しき女性が声をかけてくれる。
「カトーさん・・・ですか???」
なぜか背筋を伸ばして「ハイ!」と答えるボク。
もうね、数十年来の旧友に合うような感覚。不思議。
思い描いていた通りの、空間と店主。ジーパンやら釣りやらコーヒーやら本やら。とめどない会話が続く。お互いのおくさんは、引き気味なのは当然のハナシ。お互いの実在を確認したことを記念してツーショット写真。申し合わせてもいないのに、ジーパンとグレーのスウエットw.
アカイトコーヒー。なんて落ち着く空間なんだろう。観光ではなく、ココで時間を過ごしたい。せっかく直島まで来たのに、アートに触れるわけでもなく、建築を眺めるわけでもなく、数分先のフェリー乗り場へ帰るボク達。
フェーリー乗り場まで見送りに来てくれたオクヤマさんと、再会を誓ってのお別れ。
Thanks アカイトコーヒー! 次はカヌー持参でお伺いしますね♪
では。